藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学講座

平成21年度 医学生夏期リハセミナー

平成21年8月7日(金)に夏期セミナーを開催いたしました.

今年は,当大学5年生の2人が熱き思いを胸に参加しました.

MSW

 

 

●医療相談室のMSWから介護保険制度,身体障害者の社会制度に関して説明を受け,授業では習わない,実際の問題を知ることができました.

 

 

●学生自身に被験者になってもらい歩行分析の準備と実際,さらにPC上での処理も行いました.臨床と研究がリンクしている現場を肌で感じることができました.

キネマトレーサーキネマトレーサー

●モーターポイントブロックの刺激部位を2人でお互いに探しました.その後,患者診察を見学しました.手順を理解した上での見学だったので,より理解が深まりました.

モーターポイントブロックモーターポイントブロック

呼吸リハ

 

 

● 理学療法士から呼吸リハビリの指導を受け,お互いに行いました.療法士の技術に触れることができました.

ロボット歩行

 

 

 

 

● 歩行補助ロボット(WPAL)のデモを見学しました.最先端医療を知ることができました.

 

 

 

 

●参加学生の感想

Aさん:現在,自分の中でリハビリ科に対し,かなり興味を持っていたので,ポリクリでは体験できないことをやれると聞いて参加しました.

歩行分析,モーターポイントブロック,WPALの見学をしてみて,ただ歩行するだけと言う日常的に行っている動作が,実際には非常に高度なバランスの上で成り立っているものだと実感しました.そのメカニズムについてもっと知りたいと思いました.


今回はお忙しい中,私達学生の都合に合わせていただき本当にありがとうございました.先生方のおかげで,授業やポリクリでは学べないようなことをたくさん勉強させていただきました.これまで以上にリハビリへの興味がわきましたので,今後より一層勉学に励みたいと思います.

Bさん:このセミナーに参加した理由は,将来,運動器,主に整形外科やリハビリテーション等に進みたいと思ったため,またポリクリで既に廻ってはいたが,ポリクリと何が違うのか,興味があったためです.

興味を持ったことは,モーターポイントブロックで具体的にポイントを見つけ,1つ1つ収縮を確認しながら薬剤を注入していったことです.目に見えて効果があったので楽しかったです.

ポリクリとは一味違ったリハビリテーションセミナーで楽しかったです.ポリクリの人数(5人)よりも少ない人数(2人)で,少し心細かったのですが,先生方が温かく迎えていただいたので,とても充実した気持ちでセミナーを受けられました.ありがとうございます.

2009.08.13 Shimizu